[Adobe] PhotoshopとIllustratorの違い
- 2019.08.29
- Adobe Illustrator Adobe Photoshop
こんにちは。
最近ふと思ったことがありまして、Twitterにツイートしてみました。
というのも、普段自分は日常的にPhotoshopやIllustratorを使用しているけれど、基礎的なことから応用的な部分まで知りたい人ってもしかしているんじゃないの?
と思ったのでツイートをしてみたところ、何人かの方から反応をいただきました。
中でも取り上げてみたいと思ったのが、
「Photoshopは使えるけどIllustratorでは何ができるの?」
というもの。
自分の中で当たり前のように違うもので、扱い方も違う上に常にこの2つは立ち上げて作業している(あまり良くない)ので、全くわからない人にもわかりやすく伝わるようにしてみようと思います。
PhotoshopとIllustratorの違い
早速本題といった感じですが、まずは大きく何が違うのか。
これは簡単に説明すると取り扱っているデータが違います。
・Adobe Illustrator – ベクター(ベクトル)画像
・Adobe Photoshop – ビットマップ画像
こんなこと言ってもわかりませんよね。
ベクター(ベクトル)画像とビットマップ画像の違い
ベクター画像を一言で説明するなら「拡大縮小ができる」です。
「は?何言ってんの?普通の画像だって拡大縮小できんじゃん!」
えぇ、言いたいことめっちゃわかります。
でもそうじゃないんです。
例えばあなたの持っているスマートフォンで撮影した写真、
指で拡大してみてください。
どうですか?荒れますよね?モザイクみたいになりますよね?
これがビットマップ画像です。
対してベクター画像はというと、
いくら拡大しても荒れません。
ベクター画像はプログラムによって描かれている図形のため、
拡大してもプログラムが描画してくれますので、
拡大縮小は関係ないに等しいです。
ここから何がわかるかというと、
・写真を扱うのはPhotoshop
・図形を扱うのはIllustrator
ということがわかると思います。
次はどんな場面でどっちのソフトを使用するか例をあげてみたいと思います。
Photoshopの利用用途
写真中心なので、基本的には写真の明るさや色味を補正、切り抜いたり貼り付けたりがメインになりますが、自由に画像を扱うことが可能ですので、合成写真などを作成することも可能です。
こういったものがPhotoshopでできる画像です。
Illustratorの利用用途
ベクター画像を使用する場面は、そのデータが荒れないこと、また、拡大縮小ができることが必要な場合です。
「あなた自身のロゴをPhotoshopで作成して、A4サイズくらいで作ったとします。あなたがとても有名になって109に飾られるポスターになることになりました。」
想像するだけで悲惨です。
A4サイズで作成したロゴ、あのサイズにそのまま拡大なんて考えられません。
ところがIllustratorで作成したベクター画像であれば、拡大してもなんの影響もありません。
これがIllustrator。
ロゴの入ったポスターやチラシはどう作るの?
この疑問にあたってしまうかなと思います。
基本的に写真、筆で書いたものなどはPhotoshopで再現しますので、
順序で説明すると、
①背景などをPhotoshopで作成する
②文字要素、文字組みをIllustratorで行う
③Photoshopで作った背景を背面に配置する
といった順番になります。
もちろんチラシなんかはPhotoshopだけで再現することも可能ですが、
印刷用の入稿データなどを作成する際はIllustratorにて作成するので、この手順がオススメです。
いかがでしたでしょうか。
何をどう使い分けるか、慣れなどももちろん必要ですが、
ソフトウェアの特徴を理解するとスムーズかと思います。
製作者によってクセや独自のやり方がある場合もありますので、
自分のやりやすいやり方で、間違いが無いようにできれば何を使ってもいいと思います。
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